【映画】『Fukushima50』大災害が私たちに思い出させてくれるもの【レビュー】

【映画】『Fukushima50』   2020年 3月公開
  大災害が私たちに思い出させてくれるもの   

 

 

 

 

・『Fukushima50』予告

 

公式サイト⇒

 

・『Fukushima50』スタッフ・キャスト

 

監督:若松節朗
出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆

 

 

・『Fukushima50』あらすじ

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故。

この事故の関係者への取材を基に書かれた門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化。

未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いたヒューマンドラマ。

 

・『Fukushima50』関連書籍

 

原作本

 

 

kindle版

 

 

DVD

 

 

BD

・『Fukushima50』こんな人に観てほしい!!!

 

・東日本大震災の時の福島第一原子力発電所の中で一体何が起こっていたのか
  知りたい人

・原発事故で抱いた想いを忘れずにいたい人

・原発事故時、作業に当たってくれた方々に心から感謝している人

 

 

 

 

・『Fukushima50』私の評価

 

 

 

 

実際にあったお話なんだけど、
1つの物語としてもとてもドラマティックで面白く、
かつ色々と考えさせられる映画でした。

仕事のこと、環境のこと、自分の身に置き換えて
感情移入してしまいました。

 

 

 

・『Fukushima50』感想

 

衝撃の映像

2011年3月11日、あの日のことは今でも忘れる事は出来ないですね。
あの時大人だった全ての日本人が、同じように
忘れられないのでは?  と思います。

私の中で、最初に驚いた映像は、仙台空港に津波が押し寄せる映像でした。

言葉を失いましたよ。見たこともない映像でしたから。
その後、もっとそれ以上に悲惨な映像を見ることになるんですけどーー。

 

福島原発の事故も、本当に衝撃映像で、
第3原発建屋が爆発した映像は、めちゃめちゃ驚きました。

 

あの時、原発内部で何が起こっていたか、
作業員の方々がどのように事に当たっていたか、ずっと知らないままでした。

でも知らなければならない、とは心のどこかで思っていて、
今日やっと映画でそれを知った、という感じです。

 

そして映画の中で、CGではありますが、
当時どのように津波が福島第一原発に押し寄せたのか、
はっきりと見せてもらいました。

おかしな話ですが、逆に、
よくあれだけの津波を受けながら持ちこたえたな、と
福島原発の建物の頑強さ堅牢さ、
しっかりと出来た建物だったんだなと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

中心の二人

話は、福島原発の1・2号機中央制御室(中操)にいる当直長の伊崎利夫(佐藤浩市)と、
緊急時対策室にいる所長の吉田昌郎(渡辺謙)を中心にして展開していきます。

の所長の吉田昌郎さんは多くの方が知っておられますよね。
よくTVでも報道されてましたが、
当直長の伊崎さん、こんな方もおられたんですねぇ。(そりゃいますよね(^-^; )

ま、いわゆる現場主任・現場責任者みたいな方で、吉田所長の部下でありながら
同期でもあったようです。

 

 

 

 

福島原発事故とは

福島原発には1~4号機まで原発があって、当時は1・2・3号機が稼働していたようです。

東日本大震災のマグニチュード9.0の地震によって、津波が引き起こされ、
その津波が福島原発を襲い、電源喪失。

原子炉を冷やすための冷却水が入れられなくなり、中の水が暖められ水蒸気に。
その水蒸気が原子炉内で出口を失うと炉内で圧力が高まり爆発を起こしてしまうため、

その圧を下げるための闘い冷却水を入れるための闘い

といったところでしょうか?(素人のざっくりとした説明です(^-^;)

 

ですが映画を見て、ここまで状況が差し迫っていたとは驚きました。
なんせ3つも原発があるわけです。(動いてたのだけで)
3つもアツアツの原子炉があって、3つとも電源を失って、
3つとも待ったなし、な訳ですよ。

 

 

しめい
どーすりゃいいの!??

 

って思いますよね。現場の人達も。

でも、どうにかしなきゃいけないわけで。

原子炉爆発を起こすと、核が飛散するんですよね。放射能汚染です。
本当にギリギリの中での闘いだったんだなあ、と思いました。

 

 

 

 

Fukushima50たち

1号機3号機の危機を回避した後、今度は2号機の圧が高まってきます。

しかし、その圧力を放出する術が取れなくなり、いよいよここは危ない、
必要最低限だけ残ってあとの人達は逃げてください、という状況になった時、
自分は残ります、と手を挙げて残った人がいました。

 

それがこのFukushima50」というタイトルです。

 

50人が残ったと報道されたそうですが、本当は70人ほどだったという話です。

あと若い人は残せないから、50歳以上が残ったという意味でもあるようです。

 

 

原子炉の圧力を下げるため、ベント(原子炉から水蒸気を抜く)という作業をしなければいけないんですが、
そのバルクを回しに行くのも、命がけです。

放射線量の高い場所へ、防護服・マスク・酸素ボンベの決死隊ですよね。

 

酸素が持つ時間は20分
どれほどの温度か分かりませんが、冷房ももちろん効いてない熱い中で、
被爆線量ギリギリでバルクを開けに行くんですよね。

 

単純だけど、命がけの困難な作業で、それをやらないと日本中、いや世界が
放射能で汚染されてしまうーー

 

福島原発で作業をされた方々は、
命を張って自分の仕事をまっとうされたんだな、と今更ながら知りました。

 

 

 

 

信頼できる上司とは

私がこの映画を観ながらずっと考えていたのは、

「仕事」とは何か、

ということです。

 

ちょうど今、自分が職場で新しい仕事を言い渡されて、
納得いってない部分が多々ある状況の渦中にいるもんで(笑)
余計にそんなことを思ったのかもしれません。

 

「仕事」って文字通り、「事に仕える」って書くんだけど、
私はちゃんと事に仕えているのかなぁと、福島原発で事に仕えた人達を見ながら
思ってしまいました(^_^;)

 

あと、時折映画の中でヒール役が出てくるわけですが、

それは例えばTV会議で、安全な場所からあーだこーだ指示を出すばかりの
東京電力幹部たちだったり、

混乱のさ中の福島第一原発に「視察!」にやってきた当時の首相Kさんだったり
するわけですが、

 

もちろんこの映画が原発で作業している人達目線の映画なので、
彼らが悪役に見えるのも仕方ないんですが、

それにしても、あの時、上司である彼らがとった行動は正しかったのか?

ということは、私たちが自分のことに置き換えて検証してみる必要はあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

私も毎日仕事をしていて思うことですが、
やはりどうするべきか?ということは、毎日それをしている人間が1番よく分かるわけで、

その現場にいる人間の意見をちゃんと聞いてくれる上司分かろうと努力してくれる上司というのは、ありがたい存在です。

そういう人には、こちらも本音で向き合おうと思えますね。

言っても無駄だと思う上司には、ハナから何も言いません。

 

この映画でもありましたね。
原子炉の海水注入を中止しろという東電本部(首相の指示)と、
表面では「分かりました」と言いながら注入を続ける吉田所長。

あれきっと「こいつらには何を言っても無駄」って思ってたんだろうな(笑)

 

デキる上司というのは、現場の話を聞き尊重しフォロー出来る器を持った人だと思います。

そういう人なら、付いていこうと思うし、この映画の吉田所長や伊崎当直長は
きっとそんな信頼できる上司だったんだろうなと思います。

 

 

 

 

 

 

自然と共に生きる

ネタばれになりますから注意!ですが(笑)

 

 

ラストシーンは伊崎当直長が、数年後の福島の避難区域に入っていきます。
桜並木の本当に美しいシーンで、CGではなく本当に撮影されたそうです。

そこで吉田所長からの手紙(遺書?)を読みます。

 

そう、もう周知の事実ですが、
吉田所長は2014年に食道がんで亡くなられたんですね。
直接の死因は癌ですが、当然、過度にかかった原発でのストレスが影響したと
私は推察します。

 

この手紙が本当にあったものなのかどうか私は分かりませんが、
吉田さんの手紙の内容は、

「自分たち人間は、自然の力を見失っていたのではないか」

というものでした。

 

あの当時、地震・津波・原発事故による計画停電など、
私たちには多くの自然に対する畏怖が生まれたと思います。
でも、喉元過ぎれば~で、時が経てばそんな記憶は薄れていきますね。

 

時折、私たちを襲う災害、
色んなものがありますが、そして今も私たちは正体不明の新型ウイルス
脅威のもとにいるわけですが、

 

そういうものに襲われるたびに、

「私たちは自然と共にある」

ことを思い出さないといけないのかなと思います。

 

今はウイルスのせいで、人との濃密な接触を避けなければならず、
私は人のいない自然の中へ行くことも多いんですが、

そういう場所が今は心がほっとします。

 

あーこうして色んな災害は、私たちに自然がなんたるかを
知らせてくれているんだと、思うんです。

 

 

 

 

ラストシーンの福島の満開の桜は、
あんな悲惨な災害や事故があった場所でも
変わらず自然がそこに在り続けるのだとおしえてくれます。

 

自然はいつでも変わらずそこにあって、私たちと共に生きているのだと思います。

 

今年お花見を制限された地域の方々、
小池都知事が「来年も桜は咲きます!」って言われてましたけど^^(名言!)

有名な桜の名所でなくても、桜の咲いている場所はご近所にもあるのでは。
ふと立ち止まって、自分の身近に咲く1本の桜
目を向けてみるのもいいんではないでしょうか。

 

そして、私たちは自然を支配しているのではなく
自然と共にある存在なのだと
改めてこの桜の季節に思い返したいと思います。

 

最後に、福島原発事故で命がけで我々を守ってくださった作業員の方々に、
心からお礼を申し上げたいです。

本当にありがとうございました。 <(_ _)>

 

 

そして、今回もこのブログを読んでいただいてありがとうございました(*^-^*)

 


 

 

 

 

 



 

 

 

記事はいかがでしたか?
楽しんでいただけていたら嬉しいです。

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 しめいの開運日誌

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry、1900年6月29日 - 1944年7月31日)は、フランスの作家、操縦士。代表作「星の王子様」。