映画『52ヘルツのクジラたち』の感想|優しい人の泣き声ほど、人には聴こえないのだろう

映画 52ヘルツのクジラたち ネタバレあり感想レビュー

映画『52ヘルツのクジラたち』を観ました。

 

孤独や虐待、傷ついた人たちの痛みを描いた、
静かで哀しい物語。

でもこの映画、
ただ「かわいそうな話」では終わらないんですよね。

 

別府湾の美しい景色や、
杉咲花さん・志尊淳さんの繊細な演技も印象的で、

観終わったあと、
しんとした余韻が長く残る作品でした。

 

今回は、映画『52ヘルツのクジラたち』の感想を、
原作との違いや印象に残ったシーンなども含めながら、
ゆるっと語っていきます。

 

 

しめい
それでは行ってみよう!

 

 

 

映画『52ヘルツのクジラたち』の評価|面白い?つまらない?

 

★★★★★
★★★★★

(3.9 / 5点)

 

私の評価は3.9点です。

 

 

しめい
哀しい話だけど、観て良かった。

 

 

ロケ地がとても綺麗で、
それだけで映画になってくれてありがとう~
っていう気持ち💛

大分県の別府湾で撮影されたそうです。

 

美しい風景。

それだけで映画になる価値がある。
映画を観る価値がある。

 

 

 

感想(ネタバレあり)

 

映画と原作の違い

 

原作小説は以前読んだことがあったんですが、
細部をすっかり忘れていて(いつものこと笑)

新鮮な気持ちで観られました。

 

小説だと、家でのあの虐待された子供との暮らしが
もっと描かれていた気がしたんだけど、

映画だと、貴湖(杉咲花)の過去のほうに重点が置かれて
描かれていた印象。

 

でもそのあたり忘れちゃってたので、
志尊淳はなんであんな似合わないあご髭生やしてんだ?
とか思いながら観てました😅

忘れてた~💦

 

貴湖の過去にあった出来事がとてもドラマティックだったので、
それをメインに描いていたのは正解だった気がします。

 

なので、原作読んでなかった人、いきなり映画を観た人には
それなりに満足度は高い作品なのかなと。

 

私は原作先に読んでたので、
映画はちょっとバランス悪かったようにも思いました。

もっと現在のシーンも多くても良かったのかなと。

 

でも映画だと、
あんちゃん(志尊淳)の哀しさがより伝わってきましたね。

小説よりも。

 

そこは良かった。

どこまでも人に優しくて親切で、
でもああいう人って、ほんと傷を抱え込みがちで。

見てて切なくなる。

 

それが映画ではしっかりと伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

好きな監督・好きな役者

 

監督さんが、成島出監督だったのは後から知りました。

 

実はこの監督さんの作品、地味に好き。

作品自体も地味だし、そこがいい😊

 

杉咲花ちゃんは、相変わらず上手いな~と思って観てましたが、
私が気になったのはこの方。

 

地元の大工やってる若者?
村中(金子大地)です。

 

なんだろう、目が離せなかったなぁ。
この人。

役者さんとして好みかも。

どこかの作品で見た気がするんだけど、
思い出せないんですよね~。

ほんと、忘れっぽくなった~😅😅

 

田舎の気のいい青年って感じがして、
実在感がありましたな。

こういう人いそうだな~って。

 

確か小説では、もっとがっつり絡んでくるような
役だった気がしますが、
映画ではかなり出番削られてるかも。残念。

 

結構、どんな役でもやれそうな気がする。
二枚目役でも、三枚目でも。

 

目がとても印象的だし、
もっと他の作品も観たくなる役者さんでした。

 

 

 

 

 

 

聴こえない声

 

52Hzで鳴くクジラって、音だけしか確認されてなくて、
まだ姿は見られていないんだとか。

 

神秘的な存在ですね~。

 

本当にいるのかすら怪しい。

でもそれでいい気もする。

いるのか、いないのか、
でもきっと、どこかにはいるんだろうけど、

誰もその姿を見た者はいない…。

 

ただ、広い海の底の方で、
誰にも聞こえない声で鳴いている、

 

って、浪漫あるな。

 

まあ、勝手に人間が、
そこに浪漫の色付けをしてるだけなんでしょうけどね。

クジラはただ自然に生きているだけ。

 

そういえば、人間って、
若いうちは聴こえるけど、

だんだん老いるにつれて
高い音が聴き取りにくくなるそうで、

 

そういう動画がありまして、
音が流れて、この音が聴こえる人は何歳未満、
みたいな。

 

どんどん音が高くなっていって、

ある時を境に、
本当に全く音が聴こえなくなって!

 

なかなかにショックでしたね😱💦

 

これ若い子は聴こえてるのか~

昔の私は聴こえたのか~

って。

 

歳をとっていくって、
そういう風に自分の世界が狭まっていくことでもあるのかなって、

思ったりする。

 

体は動かなくなっていって、
行動範囲も狭くなって、
記憶も残らなくなっていって😭

 

周りの色んな声も届かなくなってくる。

 

そう思うと、

めっちゃ悲しい事ではあるけど、

ある意味、それは楽なことでもあり、

それもまあ、アリなのかなと思ったり。

 

52Hzで鳴くクジラも、
それを哀しい孤独な存在だと思うのは人間だけで、

 

実は存在が見つけられにくいように、
彼らはその周波数で鳴いているだけなのかもしれません。

 

その52Hzで鳴くクジラが、
もし本当に世界の海のどこかにいるのなら、

いつか人間に発見されることがあるのでしょうか?

 

逃げろ、52Hzで鳴くクジラ。

 

いつまでも人間には見つかるな、と
願わずにはいられません(笑)

 

 

 

 

成島出監督作品はこちらもおすすめ。
『孤高のメス』

孤高のメス

 

 

 

 

 

 

 

まとめ|映画『52ヘルツのクジラたち』は観る価値ある?

 

『52ヘルツのクジラたち』は、
とても静かで、優しくて、でも苦しい映画でした。

 

虐待や孤独という重たいテーマを扱いながらも、
別府湾の美しい風景や、
登場人物たちの小さなぬくもりが救いになっていて、

観終わったあと、
穏やかな余韻も残る作品だった気がします。

 

そして「52Hzで鳴くクジラ」という存在そのものが、
この映画のテーマを象徴していましたね。

 

誰にも届かない声。

理解されない孤独。

それでも、生きて、鳴き続けている。

 

そんな存在に、
人はつい自分を重ねてしまうのかもしれません。

 

派手な映画ではないですが、
静かな作品が好きな人には、
きっと心に残る映画だと思います。

 

 

しめい
成島作品やっぱり好き!

 

 

 

気になった方はこちらをチェックしてみてください👇

 

Prime Videoはこちら

52ヘルツのクジラたち

 

 

 

原作小説はこちら

52ヘルツのクジラたち (中公文庫 ま 55-1)

 

 

 

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アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry、1900年6月29日 - 1944年7月31日)は、フランスの作家、操縦士。代表作「星の王子様」。