映画『五億円のじんせい』の感想|人は無意識に相手に「感謝」を求めてしまうのか

映画 五億円のじんせい ネタバレあり感想レビュー

映画『五億円のじんせい』を観ました。

 

「5億円かけて助けられた命」

そう聞くと、美談のように思える。

でももし、その善意や感謝を、
人生のあいだずっと背負い続けなければならないとしたら――。

 

映画『五億円のじんせい』は、
そんな少し変わった切り口から、
“生きること”や“人との関わり”を描いた青春映画でした。

 

重たいテーマを扱いながらも、
作品全体の空気はどこか淡々としていて、観やすい。

 

静かなロードムービーのような雰囲気の中で、
色々なことを考えさせられる作品です。

 

 

しめい
それでは行ってみよう!

 

 

 

映画『五億円のじんせい』の評価|面白い?つまらない?

 

★★★★★
★★★★★

(4.1 / 5点)

 

 

私の評価は4.1点です。

 

 

しめい
なかなか良かった!

 

ありそうでなかったお話で、
切り口が面白いなと思いました。

 

シリアスに重い作品にもなりそうなんだけど、

わりと淡々と、
平坦に描かれていて、

そこが観やすくて良かったです。

 

 

 

感想(ネタバレあり)

 

主演の俳優さんが印象に残る

 

主演の男の子。

Huluドラマの『十角館の殺人』に出てた子か!?
どこかで見たことあると思った。

 

望月歩、っていうんですね。

十角館よりも若かった。
キャリア長い人なのね。

 

その主演の男子がとても良かったです。

表情豊かで、肌がきれい。

そういうとこ大事(笑)

演技も上手いです~。
子役でやってたのかな。

 

 

お話は、

子供時代に心臓移植手術のため5億円の寄付を受け、
手術は成功。

 

その善意の5億円にふさわしい自分であろうと生きる少年が
ふとしたきっかけで、その5億円を返そうと思い、
奮闘する物語。

 

といえば、聞こえはいいが、
思春期少年の家出物語、のほうが近いかな。

 

その中で色々な人に出会い、
助けられ、
成長していく話。

 

 

 

 

 

 

優しくしたいと思える人

 

中で印象的な言葉が出てくるんです。

 

優しいヤツと、そうじゃないヤツがいるんじゃない。
優しくしてやりたくなるヤツと、そうじゃないヤツがいるだけ。

 

という言葉。

 

あ~それは確かに、と思って。

 

助けを受け入れてくれそうな人と、
拒みそうな人がいる、

かな。

 

私なりの言葉で言うと(笑)

 

こちらが親切や優しくした時に、それを素直に受け取ってくれそうな人には、
(もしくは喜んでくれそうな人には)

こちらも進んで、優しくしようとする、

というか。

 

そういうことってないですか?

 

だから、周囲がどうこう以前に、
結局、自分がどうか、なんですよね。

 

素直に受け取らなさそうな人、っていうのもいて、

受け取らなさそうというか、
人の親切が必要なさそうな雰囲気の人、っていますよね。

 

その人たちは別に親切が必要ないわけでも、
人の親切が嬉しくないわけでもなくて、

 

相手に申し訳ないとか、迷惑をかけたくないとか、
そういう気持ちが先に来てたりするんですよね。

 

多分、「不器用」なんです。

人との距離の取り方が。

 

どっちにしろ、この主人公のように、
周囲から助けてあげたい、って思われる雰囲気って、

そしてそれをそのまま素直に受け入れられる性格って、

 

人徳というか、
ある意味、人生得してるなって思う。

 

ま、映画の内容とはあんまり関係ないんだけど、
そういうことを考えてしまってました。

 

 

お話は、少年のひと夏の成長物語みたいなもので、

いろいろな危ない場面があっても、
そこにヒーロー的な人が急に現れて助けてくれたりして、

それって都合が良すぎ!とは思えるんだけど、

 

映画の空気として、わざとらしさとか
出来すぎ感がなくて、

 

わりとそういう都合のいい展開を自然に受け入れられる作品で、
なんだろうーー演出が上手いのかな。

 

こういう、“作り物っぽさを感じさせない自然さ”を、
リアリティがあるって言うんだろうか。

 

 

 

 

 

 

感謝を求める無意識の心

 

幼いころに人に命を助けられて以来、
ずっと全国民に顔を知られ、

感謝を求められるような人生ってきついだろうな、と

観ながらずっと思ってました。

 

でもそういう大きなことではなくても、
私たちの日常の中で、

無意識に、相手に感謝を求めてるようなことってないですか?

 

実は昔、そう感じるようなことがあったんですよね😅

 

とある会社に採用されて、入社まで日数があったんだけど、
その間に、これから上司になる予定の人から
ちょこちょこメールがくるんです。

 

「今日はこんなことが会社でありました」

「今日はあなたの入社準備の〇〇をみんなでしました」

 

そんなどうでもいいメールを未来の上司から送られてきたら、
どうします?(笑)

 

いらなかった~

 

苦しかった~

 

 

一応、その度に
「ありがとうございます。わざわざすみません。」

って返信してましたが、

 

いや、私、この人の下で働くの嫌なんだけど…💦

 

って、すみません、正直、感謝どころか、
気持ち悪さがどんどん膨らんでいました😅

(入社前から嫌になる上司って笑)

 

 

その、こっちが感謝するしかないような報告ってなに?
その報告いる?

って、思ってたんですよね。

 

まだ入社前の新人に、
わざわざメールしてまで伝えるべき内容なの?って。

 

こう思ってしまう私って、おかしいのだろうか?😅😅

私の方が性格悪いのか…?

 

 

なんか、そういうのに似てるな、この少年の状況、

って映画観ながら思ってしまいました。

 

もちろん、規模感はまったく違うんですが(笑)

 

 

いつまでも、あの移植で命を助けられた少年、として
生きていかなきゃいけないなんて、

 

そうして感謝を半強制的に求められながら生きる人生も、

 

ほんと、うんざり、だろうなって。

 

そして、この少年は、そんな人生を投げ出そうとするんだけど、

規模は違えど、そういう似たような経験ある人もいるだろうし、
観ている側の共感を得やすい話なのかなって思いました。

 

 

逆に、自分が人に対して、
感謝を要求する側になっていないかって、

そっちもちょっと考えさせられましたね。

 

相手が「ありがとう」を言うしかない報告を
私もしてる時ないかな、って。😱

 

 

切り口・視点が新しくて、
ちょっと考えさせられる、

でもかなり好きなタイプの映画でした。

 

 

 

 

 

 

まとめ|映画『五億円のじんせい』は観る価値ある?

 

「5億円の寄付で助けられた命」という、
かなり重たいテーマを扱った作品ですが、

映画自体の空気はどこか静かで、
派手ではないけれど、じんわり心に残る作品でした。

 

“命の価値”だけではなく、

人が人に求める感謝や、
善意を受け取ることの難しさなど、

観る人によって色々な受け取り方ができる映画だと思います。

 

個人的には、
「感謝し続けること」を背負わされる主人公の苦しさが印象的でした。

 

切り口も新鮮で、
ありそうでなかった青春映画。

 

静かに考えさせられる作品が好きな人には、
けっこうおすすめです。

 

 

しめい
過去の苦い経験を思い出しちまったぜ笑

 

 

 

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アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry、1900年6月29日 - 1944年7月31日)は、フランスの作家、操縦士。代表作「星の王子様」。